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Channel: 日本美容外科学会認定専門医Dr石原信浩のブログ ~いろんなオペやっています~ タウン形成外科クリニック
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乳輪縮小(乳輪を小さくする)手術

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26歳と若い方ですが、妊娠、出産の経験があり、もともと大きめだった乳輪がさらに大きくなってしまったとのことです。

 

NEWhttp://www.keisei.ne.jp/photograph/cat61/post-40.html

 

乳輪の直径は約20㎜あります。できるだけ小さくしたいというご希望でした。

術前のシミュレーションで、約半分は切除できると診断しました。

ただし、半分を切除してもそのまま半分の大きさにならないところが難しいところです。

その理由としては縫い縮めた皮膚が術後経過とともに広がってしまうためで、それを防ぐためにPurse string suture (巾着縫合)というテクニックを用います。これはその名の通り、巾着をすぼめるように縫い付けることで皮膚が広がろうとするのを予防する効果があります。

手術は最も目立ちにくいように、乳頭の基部周囲で行いますが、Purse string sutureの更なる効果として、傷が広がって目立ってしまうことの防止と、乳頭が周囲に引っ張られて平らになってしまうことも防止する重要な役割があります。

この方は20㎜の乳輪に対して12㎜皮膚を切除しました。

大きさは半分とは言いませんが、満足していただく程度のきれいに小さくなりました。

 

それでは術後の結果をお見せいたします。

 

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat61/post-41.html

 

 

私どものクリニックの様々なバストの関する手術のページです。(PC)

http://www.keisei.ne.jp/bust/bast-ope.html

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

 


眼瞼下垂手術を応用した二重まぶた手術

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私のこのブログでもときどき書いていますが、他院で二重まぶたの手術をするにあたって、不必要な眼瞼下垂手術を勧められるままに受けてしまった方が相談にいらっしゃることが本当に多くあります。

 

そもそも一重まぶたを二重まぶたにしたり、もとからある奥二重をより広い二重にしたりする手術で、目を大きく見せることはできるのですが、そのために眼瞼下垂手術は必ずしも必要ではありません。それでは二重まぶた手術の全員に眼瞼下垂をやらなければいけないことになってしまいます。

不必要な眼瞼下垂手術によって、びっくりした目つき、外反(まぶたがひっくり返っている)や目が閉じないなどの後遺症を起こしている方も少なくありません。

 

二重まぶたを希望している方で眼瞼下垂手術が本当に必要だと思われる方はそれほど多くはないのです。

二重まぶた手術を希望されたのに、カウンセリングで眼瞼下垂を勧められた場合は、なぜそして本当に必要な手術なのかを担当医に質問し、確認してから納得していただいてから受けるようにしてください。

 

私が行った二重まぶた希望の方で、眼瞼下垂手術を適応した症例をご覧に入れます。

 

16歳の女性です。この方は眼瞼下垂が明らかなので、下垂手術が適応だとすぐにわかります。ただし、眼瞼下垂の手術だけでは、まぶたが以前よりも開くために二重の幅はかえって狭く見えるので、カウンセリング時によく話し合い、二重の幅を広くしたいご希望があれば、それも同時にかなえてあげる必要があります。

 

それでは術前・術後をお見せします。

二重まぶた(切開法)+眼瞼下垂

手術前              

                    ダウン

 

手術後

 

 

 

の方は31歳の女性です。

眠そうな目をしていますが、それを代償するためにまぶたを無意識に上げているため、眼瞼下垂がはっきりしません(瞳孔がまぶたで隠れていません)。それでも経験のある医師が見れば、眼瞼下垂は一目瞭然です。この方は平行型のパッチリとした二重まぶたをご希望でした。

切開法による二重まぶた手術、眼瞼下垂と目頭切開を行いました。

 

それでは術前・術後をお見せします。

二重まぶた(切開法)+眼瞼下垂+目頭切開

手術前

                   ダウン

                 

手術後

 

私どものクリニックの二重まぶた、眼瞼下垂手術のページです。

二重まぶた http://www.keisei.ne.jp/futae/

眼瞼下垂 http://www.keisei.ne.jp/futae/other/

 

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

他院で受けた豊胸術~非常に困難な症例~

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ちょうど10年前になりますが、2007年に経験した相当困難な他院豊胸手術後の修正手術を取り上げたいと思います。

この症例については2008年の日本美容外科学会(JSAS)で発表しています。その際に多くの医師向けにお見せした手術法の解説写真なども交えてご紹介します。

 

さて、一体何が起きてこのような悲惨なバストになったのでしょう。

 

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/post-46.html

 

 1年前に他の美容外科で豊胸術を受け、その後、硬さと形が悪いことを訴えたところ、同じクリニックで修正手術を勧められ、その結果、このようなバストになってしまったとのことです。左のバストは本来あるべき場所を大きく超えた皮膚の下に位置しており、右についてはむしろ少し上のおかしな位置に移動していて、さらに被膜拘縮による固さがあります。

患者さんは市内の医科大学病院、総合病院の形成外科などにご相談に行かれたそうです。しかし、大学病院では丁寧にとお断りされ、もう一方ではシリコンさえを抜去すれば元に戻るからとあっさり言われたそうです。

私は、シリコンは本来あるべき層とは別な異常なスペースに入り込んでしまっていると診断しました。乳腺組織というのはその位置を保持するために大胸筋と繋がっているとともに、バストの下縁は丸みを出すために強い支持組織が存在するのですが、これらが破壊されていると考えました。仮にシリコンの取り出しを行っても、術後に皮膚の形態はかなり崩れてしまうであろう(そのような症例を何例か見ています)、それならば何とかシリコンを正常なあるべき位置に戻してあげることのほうがより良い結果が生まれるのではないかと考えました。

 

患者さんとも何度もカウンセリングを重ね、正直に言って手術は困難そうですが、精一杯やってみますということでお話しました。

 

私のところには本当に多くの修正手術のご希望がいらっしゃいます。なにもないところから行なうより、どうにかなってしまったのを治すのは本当に大変ですが、何とか期待にこたえたいと思います。

 

結果はまたご報告します。

 

 

私どものクリニックの豊胸他院修正術のページです。

http://www.keisei.ne.jp/bust/shusei/

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

他院で受けた豊胸術~非常に困難な症例~その後

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10年前に経験した他院で受けた豊胸術の修正手術のその後です。

この方の手術が大きなきっかけとなり、この10年間、他院術後の修正手術を、美容外科医として生涯をかけた私の義務と責任として取り組んでまいりました。

 

他院で豊胸術を受けたのですが、その後、形とやわらかさが今一つと言うことで同じクリニックで修正手術を受けたのですが、このようなバストになってしまいました。。

ご覧になると、どなたでもやはりショックを受けるような状態だと思います。

 

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/post-46.html

 

左は本来バストがあるべき正しい位置を大きく超えて下に偏位しています。右についてはむしろ少し上の異常な位置にあるとともに被膜拘縮が起きていて固さがあります。大学病院をはじめ、どこのクリニックでもすべて手術を断られてしまったそうです。

 

手術は難易度が非常に高いと感じましたが、左のシリコンの位置異常と右の被膜拘縮を解除する修正手術です。

解説いたします。

 

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/post-48.html

 

左はうまくほぼ正常に近い位置に戻すことができ、右も位置を下へ移動させ、同時に 被膜拘縮を治してきれいなバストに戻すことができました。

 

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/post-47.html

 

ここ最近でも最も難易度の高い症例の一つでしたが、患者さんに大変感謝され、私も正直のところ、ほっとしているところです。

 

かなり困難な症例でも決してあきらめずにまずはご相談ください。

私は今後も、現役の美容外科医であり続ける限り、このようにとても深刻な悩みを抱えていらっしゃる患者さんの困難な術後修正手術に取り組んでいくつもりでおります。

 

 

私どものクリニックの豊胸他院修正術のページです。

http://www.keisei.ne.jp/bust/shusei/

 

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

 

 

 

 

 




 

 

 

フェイスリフト(SMAS法)は顔のどの部分に効果があるか

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フェイスリフトはSMAS法が基本であるというお話はこのブログでも何回も書いていますが、一般にフェイスリフトというと、頬からあごのラインにかけての引き上げを行うことが主です。

顔全体を上中下に分けると下の三分の一に効果を出すためにロウアーフェイスリフトとも呼んでいます。

一方、上の三分の一つまり額のリフトは内視鏡を使用したり、髪の毛の中を切開する前額リフトを行います。

中顔面(頬の上部分)は意外と難しく、通常のフェイスリフトでは効果が出にくいため、私の場合は、剥離層の内部に引き上げの糸を追加して効果を高める工夫をしています。

 

この患者さんは、中顔面から頬の下部分と、あごのラインにかけて手術を行いました。SMAS法の際に、内部にナイロン糸による補助的なリフをト数本を追加し、引き上げ効果を高めるように工夫しました。

 

手術前

                 ダウン

 

手術後

 

頬のフェイスリフト治療は日帰り手術、鎮静剤と局所麻酔で時間は90~120分ほどです。

リスクや合併症は瘢痕、内出血、感染などです。

治療費用は800,000円です。

 

私どものクリニックのフェイスリフトのページです。

http://www.keisei.ne.jp/shiwa/

 

 

 

 

他院の下眼瞼拡大術・下制術(垂れ目形成)術後の外反(あっかんべー)を治す手術

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以前、アップしたブログ記事ですが、写真がより拡大できるようになったので、再度アップさせていただきます。

 

下眼瞼拡大術・下制術(垂れ目形成術)は、日本国内で新しく考案された手術です。

海外の医学論文でも認められた手術法ですが、この手術が、それぞれの患者さんにふさわしいかどうかの適応の判断が難しく、また、手術手技もまだ十分に確立されたとはいえず、そのために手術結果が思わしくないことも実は多いようです。

 

この方は、他院で下眼瞼拡大術・下制術を受けて、きつい吊り目だったのを垂れ目気味にしてもらいたかったそうですが、下まぶたの瞼縁が下がりすぎてしまい、さらに皮膚も多く取られすぎたたために、あっかんべーの外反(兎眼)が起きてしまいました。若い方で下まぶたの皮膚を切除するというのはとてもリスクが高いことです。吊り目は解消されたとしても、これではまったく困ります。やはりドライアイにも悩まされています。


下まぶたが外反(あっかんベーの状態)になっています。

私が得意とする上眼瞼の皮膚を下眼瞼への植皮する手術を行いました。

                  ダウン


手術後1週間では、植皮した皮膚がまだ赤く、腫れのために外反があまり改善されていないようにも見えます。植皮した皮膚は確実に生着しています。

                   ダウン


手術後3カ月目の経過ですが、植皮の皮膚は周りの皮膚となじみ、全くわかりません。下まぶたの外反(兎眼)はきれいに改善されています。(写真を拡大してみてください)

皮膚を取った上まぶたも全く不自然にはなっていません。ご本人も大変満足のようです。

 

下まぶたの他院術後外反修正手術(植皮)は、日帰り手術で局所麻酔で、時間は60~90分ほどです。

リスクや合併症は瘢痕、内出血、感染などです。

治療費用の目安は350,000~700,000円です。

 

私どものクリニックの他院術後の上下まぶた修正手術のページです。

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/

他院術後の下まぶた修正手術ページです。

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/shita.html

 

 

タウン形成外科クリニック

 

二重まぶた埋没法の手術直後写真

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二重まぶた手術の埋没法は腫れが少ないということで、患者さんんにとってはとても受けやすい手術です。

ただし、実際には患者さんの皮膚の状態だけでなく、ドクターの技術の差によっても腫れやすいこともあります。

私が行った埋没法(3点止め)の患者さんの写真をお見せいたします。



埋没法手術前 

                   ダウン


手術直後です。全くと言っていいほど腫れていません。

 

                   ダウン




同じく手術直後です。糸を通した跡が3か所見えますが、数日で目立たなくなります。

 

二重まぶた(埋没法)は、日帰り手術で局所麻酔、時間は10~15分ほどです。

リスクや合併症はライン消失、左右差、内出血、感染などです。

治療費用の目安は埋没法(2点止め)50,000~90,000円です。

 

 

私どものクリニックの二重まぶた手術のページです。

http://www.keisei.ne.jp/futae/

 

 

タウン形成外科クリニック

 

 

今年初の名古屋での他院術後修正相談会

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あけましておめでとうございます。

 

昨年も各地で他院術後修正の無料相談会を行ってきました。

今年も多くの患者さんのお悩みをお聞きして、解決の手助けになればと思います。

 

今月1月27日(日)は上先生が、2月25日(日)は私が名古屋で最初の無料相談会を行います

 

他院術後無料相談会 

2018年1月27日(土曜日) 上 茂 医師

     2月25日(日曜日) 石原 信浩 医師

 

 


場所:名古屋東急ホテル(栄駅徒歩5分)

時間:

1月27日(土)11時から17時まで

2月25日(日)11時より16時までの間のお好きな時間

 

 

     ******************

 

相談形式:プライバシーを考慮した個別相談 (女性の医療スタッフが立ち会います)

 

担当医師:

1月27日(土)上 茂

2月25日(日)石原 信浩

 

相談内容:他院でお受けになられた手術後の修正の相談

 (石原は上・下まぶた、豊胸、 Dr上は二重まぶたに限ります)

当日はご相談のみで、治療は受けられません

 

相談料:無料

 

予約方法:メールまたはお電話による完全予約制です

       予約をされていない方の当日の受付はできません

 

お問い合わせ先:タウン形成外科クリニック

 

電話 : 0120-107-286

    (上医師もしくは石原医師の名古屋他院術後無料相談会の件で、とお問い合わせください)

 

相談予約フォーム: http://www.keisei.ne.jp/shuseisenmon/reserve/

 

 

他院術修正の無料相談会について 

http://www.keisei.ne.jp/shuseisenmon/osaka.html

 


今年初の福岡での他院術後修正相談会

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今年初の福岡での他院修正相談会が開催されます。

他院の術後で悩みの方は、ぜひお越しください。

 

2018年2月3日(土曜日) 石原信浩 医師

2018年2月4日(日曜日) 上 茂 医師

 

 

 

場所:ホテルセントラーザ博多(博多駅筑紫口徒歩1分)

 

時間:2月3日(土)12時より18時までの間のお好きな時間

    2月4日(日)10時より16時までの間のお好きな時間 

 

     ******************

 

相談形式:プライバシーを考慮した個別相談 

       (女性の医療スタッフが立ち会います)

 

担当医師:2月3日(土) 石原信浩

       2月4日(日) 上 茂

 

相談内容:他院でお受けになられた手術後の修正の相談

  (Dr上は二重まぶた、 石原は上・下まぶた、豊胸に限ります)

       当日はご相談のみで、治療は受けられません

 

相談料:無料

 

予約方法:メールまたはお電話による完全予約制です

       予約をされていない方の当日の受付はできません

 

 

お問い合わせ先:タウン形成外科クリニック

 

電話 : 0120-107-286

   (石原医師もしくは上医師の「福岡」他院術後無料相談会の件で、とお問い合わせください)

 

e-mail : info-k@keisei.ne.jp

    (件名に「石原医師」もしくは「上医師の福岡他院術後無料相談会」とお願いします)


 

 

他院術修正の無料相談会について 

http://www.keisei.ne.jp/shuseisenmon/osaka.html

 

上まぶたのくぼみ目( Sunken eye )の他院修正二重手術~脂肪移植1年半後の経過~

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この方は、2016年10月25日のブログでご紹介した症例です。

 

https://ameblo.jp/doctor-nobu/entry-12213056522.html

 

約20年前の埋没法のラインが薄くなってきたのでしっかりとした二重まぶたを再度作ってもらいたいというご希望でした。

 

 

このような上まぶたのくぼみ目をSunken eyeといい、この方のように埋没法を行っても、二重のラインはそれより上にある上まぶたのくぼみに負けてしまって、ラインがほとんど出ないか、不自然な三重ラインになってしまうので、きちんとした二重を作るために脂肪移植によるSunken eye修正術を行いました。

その時にお見せしたのが手術後3か月後であったので、腫れや傷の硬さなどまだ落ち着いた状態とは言えませんでした。

今回、別の治療をご希望で約1年半ぶりにご来院されたので写真を撮らせていただきました。

 

修正手術前

                  ダウン

 

修正手術後(術後3か月)

                  ダウン


修正手術後(術後1年半)

二重まぶたはもちろんきれいに残っています。

くぼみ目がむしろ術後3か月よりもよくなって見えるのは、二重のラインと睫毛の生え際に挟まれた部分の皮膚の腫れが落ち着いたことが考えられます。

 

 

修正手術前

                  ダウン

 

修正手術後(術後3か月)

                  ダウン

 

修正手術後(術後1年半)

術後3か月の時点で、二重ラインの上のごく一部が線のようにへこんで見えるのは術後の一時的な皮膚の硬さによるもので、1年半後には当然それもすっかり良くなっているのがわかります。

 

 

 

修正手術前

                 ダウン

 

修正手術後(術後3か月)

                 ダウン

 

修正手術後(術後1年半)

術後3か月の時点より、くぼみはむしろ良くなっています。

3か月の時の写真がやや上目遣いなのも影響していますが、正面像の写真と比べても改善していることはわかります。その理由としては、二重まぶたの下の皮膚の腫れがすっかり落ち着いたこと、移植した脂肪が一時的に萎縮していたのが柔らかく広がったこともあるかもしれません。

いずれにせよ、適切な脂肪量を正確に移植できたことが良い結果の結びついたのだと思います。

 

脂肪移植の適切な量、移植部位(層)は、私は10年以上、試行を重ねながら、かなり良い結果を出せるまでにたどり着きました。この経験を、美容外科術後に悩まれている多くの患者さんを救うために役立てていきたいと思います。

 

 

この方のような二重まぶた(切開法)他院修正手術は、日帰り手術で局所麻酔、時間は60~90分ほどです。リスクや合併症は左右差、内出血、感染などです。

治療費用は修正内容により変わりますが、300,000~600,000円です。

 

二重まぶたはこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae

二重まぶたの他院修正はこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei

 

タウン形成外科クリニック

http://www.keisei.ne.jp/

 

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他院での上まぶたのたるみ取り切開手術後にまぶたに凹みが残った症例

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50代半ばの女性で、約1年前に他院で上まぶたのたるみ取り手術を受けたのですが、ご覧のように左目の上まぶたの内側にうっすらと不自然な線のような凹みが残っています。さらにそのすぐ下の二重のラインの一部が上に引っ張られています。

 

 

 

他院での手術の際に、脂肪をしっかり取ってもらったとのことですが、通常の眼窩脂肪の除去では取りずぎたとしても、このような凹み方はせずに、眼窩内部のボリュームが無くなるのでもう少し上方の眉に近い部分(前頭骨と眼球の境目)が凹みます。

この方の場合は、二重ラインに近く、かなり皮膚の表面に近い浅い部分が引き込まれるようにして凹んでいるので、皮下の近い組織(Roofと呼ばれる皮下脂肪や眼輪筋)の過度な除去や皮下の浅い組織同士が癒着してしまったことが原因であると考えられました。

 

私の修正手術では再度二重のラインで切開して、凹みの原因となっている癒着を丁寧にはがし、再癒着を防止するために脂肪を移植しました。

私がよく行っている、切開後の二重を狭くしたり、一重まぶたに戻す手術の場合のような脂肪移植とは違い、多めの脂肪を移植して上まぶたをかえって重くしてたるみにならないように、脂肪量を少量にして移植しました。

それでは結果をお見せいたします。

 

修正手術前

                  ダウン

 

修正手術後

 

 

修正手術前

                 ダウン

 

修正手術後

 

この方のような二重まぶた(切開法)他院修正手術は、日帰り手術で局所麻酔、時間は片目の場合30~45分ほどです。リスクや合併症は左右差、内出血、感染などです。

治療費用は修正内容により変わりますが、片目でt200,000~350,000円です。

 

二重まぶたはこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae

二重まぶたの他院修正はこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei

 

タウン形成外科クリニック

http://www.keisei.ne.jp/

 

 

 

 

 

 

他院豊胸術後修正の2例~インプラントの位置が上にあって不自然な場合の修正~

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他院で数年前に豊胸手術を受けられた方たち2名です。

明らかに不自然なバストの形になっていますが問題点は何でしょう。

 

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/post-67.html

 

どちらの方の場合もシリコンが本来あるべき位置よりも上方にあります。

そのために1例目の方は乳頭・乳輪を含め皮膚が垂れ下がったようになっていますし、2例目の方はバストの上がやたらと強調されたようになっていて、洋服を着てもデコルテから谷間が不自然に盛り上がってしまうそうです。

 

なぜこのようにインプラントが上にあるのようなバストになってしまったのでしょうか?

手術後の経過中にインプラントが少しずつ上がってきてしまう可能性もあります。治癒の過程で作成したスペースに必要以上の癒着が起きてしまうのですが、それは片側に起きることが多く、偶然だとしても左右とも同じような位置に上がっていくことはあまり考えられません。

 

それでは手術自体に問題があるということになります。

でもここで疑問です。

執刀医が手術中にスペースを剥離する際に、インプラントが上にあるのはおかしいと判断して、もっと下に位置するように剥離を追加しなかったのはどうしてなのでしょうか?

それは豊胸手術が仰臥位(仰向け)で行われることが関係しています。

手術前に座った状態の皮膚の上からのデザインでは、ここまでスペースを作って、この位置にインプラントを挿入する、と執刀医はイメージします。そして実際に手術中にスペースを剥離していきますが、仰臥位の状態でこれでOKだと思っていても、実は剥離が十分でなかったり、乳腺下(もしくは大胸筋下)にある繊維のような索状物が残っていることは十分にありうるのです。それが原因でインプラントが引っかかって下がらずに上に位置してしまった、というわけです。

ですから、手術そのものは仰臥位で行っていても、途中で必ず座位の状態にして、バストの一番下(乳房下縁)まできちんとインプラントが下がっているかを確認する必要があるのです。

 

私の豊胸手術は硬膜外麻酔で行うために、患者さんは手術中には痛みはなくてもはっきりと意識があります。そのために手術中に電動ベッドを起こして座位にして、インプラント(シリコン)のサイズや形をチェックしいただくのと同時に、術者である私自身もインプラントの位置がきちんと正しい位置に下がってきているかを判断します。ここで剥離が十分でないと判断した場合はさらに追加でスペースを広げるのです。ここが極めて重要なのです。

 

美容外科手術を成功させるためには、医師はあらゆる角度から細心の注意を払って手術を行うことが当然であると考えています。

これが医師の技術と経験です。

 

それではこの方たちの修正手術の結果をお見せいたします。

 

まずは1例目の方です。

 

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/post-68.html

 

2例目の方です。

 

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/2.html

 

ちなみに、スペースを広げたり被膜拘縮を解除する修正手術では、全例でシリコンインプラントは新しいものに入れ替えています。使用するのは私が20年以上信頼しているフランスEurosilicone社製のソフトコヒーシブシリコンです。

 

この修正手術は日帰り手術で硬膜外麻酔と鎮静剤で行っております。リスクや合併症は再度の被膜拘縮や変形、出血、感染などです。治療費用の目安は800,000~1,200,000円です

 

 

私どものクリニックの豊胸他院修正術のページです。

http://www.keisei.ne.jp/bust/shusei/

 

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

 

 

 

 

 

今月と5月の大阪での他院修正無料相談会

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当院の公式ホームぺージなどでお知らせしている大阪での3月24日(土)、25日(日)の他院修正無料相談会ですが、上先生、私の日ともにすでに予約が埋まってしまいました・・・。

ご相談をご希望の方には大変申し訳なく思っております。

 

当日のキャンセル待ちをしていただくことも可能なのですが、一足早く、このブログ限定で次回の大阪の相談会の日程をお知らせいたします!

 

2018年5月19日(土曜日) 石原 信浩 医師

2018年5月20日(日曜日) 上 茂 医師

 


場所:ウエスティンホテル大阪(JR大阪駅徒歩7分)

時間:5月19日(土)12時より18時まで

       5月20日(日)10時より16時までの間のお好きな時間

 

 

     ******************

 

相談形式:プライバシーを考慮した個別相談 (女性の医療スタッフが立ち会います)

 

担当医師:5月19日(土)石原 信浩

               5月20日(日)上 茂

 

相談内容:他院でお受けになられた手術後の修正の相談

(上先生は二重まぶたについて、石原は上・下まぶた、豊胸に限ります)

    ※当日はご相談のみで、治療は受けられません

 

相談料:無料

 

予約方法:サイト相談フォームまたはお電話による完全予約制です

    ※予約をされていない方の当日の受付はできません

 

お問い合わせ先:タウン形成外科クリニック

 

電話 : 0120-107-286

(上先生もしくは石原の大阪他院術後無料相談会の件で、とお問い合わせください)

 

サイト予約フォーム: http://www.keisei.ne.jp/shuseisenmon/reserve/

※5月の大阪の相談会の先行予約に関してのみ、サイトフォーム上は3月末からの予約開始なので、直接下記の表参道院のメールまでご連絡ください。  

 info-r@keisei.ne.jp

「5月大阪他院術後無料相談会の予約」と件名にお入れくださると予約がスムーズです。

         

 

 

他院術修正の無料相談会について 

http://www.keisei.ne.jp/shuseisenmon/osaka.html

 

長い間入っていた豊胸シリコンを取り出すと、バストはたるんだり変形したりしてしまうのか?

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豊胸手術を受けた方が、後になってシリコンを取り出したいということはよくあります。

理由はいくつかあります。

まずは被膜拘縮の硬さや見た目の不自然さなどで悩まれていて、きれいに治す修正手術を受ける選択肢もあるのですが、また同じように悩む可能性があるのは嫌で、新たにシリコンを入れるのではなくとにかくきれいに取ってしまいたいという方です。

次に、見た目や柔らかさなど、仕上がりは問題ないのですが、生理食塩水バッグのようにいつか漏れてしまうリスクがあるもの、CMCのように安全性そのものが疑問視された、危険性を指摘されたインプラントを確実に取ってしまいたいという方などです。

さらに、見た目はきれいで安全性が認められたシリコンであっても、異物が入っている抵抗感がずっと気になっていて、やはり元のバストに戻したいというご希望の方などです。

 

このよう方たちのために、どんなに昔の豊胸術であっても、またどのようなインプラントが入っているのかわからない、忘れてしまったような方でも、私は、まず丁寧にこれまでの経過と問診をお聞きし、十分な診察を行います。必要に応じて画像診断や乳がん専門医にもアドバイスをいただきながら、安全、確実に取り出す手術を数多く行ってきました。

その中で皆さんがご心配されるのは、長い間インプラントが入っていたために、それを取り出した後にバストが変形したり、たるんだりしないかということがあります。

結論から言うとほとんど心配はありません。

まず、被膜拘縮が強く、見た目の不自然さが極端であっても、インプラントを除去した後の被膜を含めた周辺組織は時間とともに柔らかくなっていきます。硬くなった被膜を除去するという考えのドクターもいるかともいますが、むしろ被膜をすべて除去しようと周囲から無理に剥離することで出血や正常組織まで剥離して除去することになる方が変形などのリスクが高くなると私は考えています。

ただし、インプラントの内容物が明らかに漏れていて周囲組織に浸潤してしまっている場合ではその組織が変性、硬化していることもあり、変形が起きないとは限りませんが、そのような例は稀です。

さらに、シリコンなどのインプラントが入っていたことで単純に大きくなっていたバストから、中身を抜いてしまうのだから、皮膚がたるんだり、しぼんだりしないかという心配ですが、元のバストに比べて倍以上のサイズになるような巨大なインプラントが入っていた場合は特別ですが、私の経験上はあまり心配しなくてもよいというのが結論です。

 

実際に、豊胸術を3年前に受けた方と20年前の方でシリコンインプラントを抜去した症例をお見せいたします。

 

  3年前に他院で豊胸術を受けた方です

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/3.html

 

  約20年前に他院で豊胸術を受けた方です

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/post-69.html

 

 

他院豊胸術後修正シリコンインプラント抜去手術は、日帰り手術、硬膜外麻酔や鎮静剤で、時間は30~60分ほどです。

リスクや合併症は変形、瘢痕、内出血、感染などです。

治療費用の目安は400,000~500,000円です。

 

私どものクリニックの豊胸他院修正術のページです。

http://www.keisei.ne.jp/bust/shusei/

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

 

開きすぎた目頭切開の修正

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目頭切開は正式には内眼角形成術といいます。

日本人をはじめとする東洋人独特の目頭にある皮膚(蒙古ひだ)によって、顔が幼く見えたり、目の一部が隠れているために目が小さく見えたりするために、これを治したいという希望が多い治療です。

手術法は医学書を開くと様々なデザインを工夫した方法が掲載されています。平賀法、内田法、Blair-Brown法、 Mustarde法、Converse法などで、一長一短があるとされていますが、日本では内田法が良く用いられてきて、最近ではZ形成術(Converse法と同じ)も多いようです。

私自身は、二重まぶたの切開法と同時に行う場合はデザインの連続性と術中調整がしやすい内田法を良く行いますが、目頭切開を単独でご希望の方にはZ形成術を行うこともあります。

目頭切開はデザインと手術技術の両方がとても重要です。上まぶたと違って、目頭部分は肥厚性瘢痕(いわゆるケロイド)が残りやすいことも十分に念頭に入れて手術に望まなくてはいけません。

 

目頭に関して私への他院の修正相談で多いものが目頭切開後に傷跡が残ってしまったということと、目頭切開によって開きすぎた目頭を元に戻したい、もしくは少し戻したいというものです。

開きすぎた目頭を戻す手術は古川先生が発表された方法が大変有効で、私はよく用いています。

ここ数年で症例がかなり集まってきたので、来月の第106回日本美容外科学会(JSAS)で発表する予定ですが、それにあたり光栄にも古川先生から手術のポイントなどをご指導いただきました。

発表予定のいくつかの症例から1例をご紹介します。

 

30代の方です。決して目頭が開きすぎということはないのですが、ご本人としては半分くらい戻したい、何か所か白い斑点のように見える傷跡もできれば目立たなくしたい、というご希望でした。

 

手術前のデザインです(この写真は実際の手術前のデザインではなく、後から写真にデザインをあてはめたものです)。

 

 

古川法は、形成外科で良く用いられるV-Y法という術式を応用したものです。

V字の形の傷を下から縫い合わせていくと次第にY字の形に近づいていくのがわかるでしょうか?これを利用しますが、目頭を戻す場合はV字を横にした形の上下に小さな切開を入れているので、どちらかというとダイヤ型♦と言えるでしょう。

術前デザインでこのダイヤの大きさと方向、さらに手術中に縫い合わせて縮める程度を調整しながら行う難易度の高い手術です。

 

それでは手術後の結果をお見せいたします。

 

修正手術前

                  ダウン

 

修正手術後

完全に戻すのではなく、半分程度戻したいというご希望でした。

 

拡大写真をお見せいたします。

 

修正手術前

                  ダウン

 

修正手術後

 

白い斑点のように見える3か所の傷跡も目立たなくなりました。

 

この方のような目頭切開他院修正手術は、日帰り手術で局所麻酔、時間は片目の場合20~30分ほどです。リスクや合併症は左右差、内出血、感染、瘢痕などです。

治療費用は修正内容により変わりますが、片目で100,000~240,000円です。

 

目頭切開はこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae/other/

 

目頭切開の他院修正はこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/megashira.html

 

タウン形成外科クリニック

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第106回日本美容外科学会での発表「過大な目頭切開を戻す修正手術」

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5月16日、17日の二日間にわたり、東京の品川プリンスホールで第106回日本美容外科学会が開催されました。私は二日目の17日に発表してきました。私が初めて学会に入会したのが1996年なのですでに22年、学会発表が今回で11回なので、2年に1回のペースで発表してきたことになります。

今回の演題はやはり修正手術に関するもので、「過大な目頭切開を戻す修正手術」です。

内容は以下の通りです。

 

目頭切開は、東洋人にとって蒙古襞に対するコンプレックス解消や、二重をより平行型として目をより大きく見せるために要望の多い手術である。一方、目頭切開を受けた後に、過大な目頭の開きすぎを気にする患者は少なくない。内田法や平賀法で皮膚を切除している場合はもちろん、Z形成でも多少の余剰皮膚をトリミングすることもあり、元の目頭に戻すことは極めて困難である。本邦の古川が約二十年前に報告したV‐Y法を応用した修正手術を自ら工夫して、過大な目頭切開を戻す手術を手掛けてきた。症例を供覧しながら術式のポイントを述べたい。」

 

発表のセッションの座長はコムロ美容外科の小室先生でした。ありがとうございました。

発表後フロアの先生方から二、三の質問を受けました。

 

自分が普段行っている診療をより深く研究し、その成果を専門の先生方の前で発表し、質問を受けることで良いヒントをもらったり、さらに課題が見つかったり、と、学会発表は医師の自己研鑽のためにもとても有意義だと考えています。

 

 

タウン形成外科クリニック

http://www.keisei.ne.jp/

 

 

札幌で今年初の他院術後修正の無料相談会の開催です。

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2018年8月18日(土) 石原信浩 医師

      8月19日(日)上 茂 医師

 

場所:札幌ACU-Y(読売北海道ビル3階) (札幌駅徒歩5分)

 

時間:8月18日(土)12時より18時まで

    8月19日(日)9時より17時まで

 

     ******************

 

相談形式:プライバシーを考慮した個別相談 

       (女性の医療スタッフが立ち会います)

 

担当医師:8月18日(土) 石原信浩

       8月19日(日) 上 茂

 

相談内容:他院でお受けになられた手術後の修正の相談

(石原は上・下まぶた、豊胸、上先生は上まぶたの相談に限ります)

当日はご相談のみで、治療は受けられません

 

相談料:無料

 

予約方法:メールまたはお電話による完全予約制です

       予約をされていない方の当日の受付はできません

 

 

お問い合わせ先:タウン形成外科クリニック

 

電話 : 0120-107-286

   (石原の「札幌」他院術後無料相談会の件で、とお問い合わせください)

 

e-mail : info-k@keisei.ne.jp

    (件名に「石原医師の札幌他院術後無料相談会」とお願いします)


 

 

他院術修正の無料相談会について 

http://www.keisei.ne.jp/shuseisenmon/osaka.html

 

当院で豊胸手術に用いる硬膜外麻酔と脊椎麻酔の違いとは?

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当院では、豊胸術のときに硬膜外麻酔(こうまくがいますい)を行います。

 硬膜外麻酔と似ているものに脊椎麻酔(せきついますい)があります。

人間の脊髄は硬膜という膜の内側にあります。

この硬膜の内側はクモ膜下腔(くもまくかくう)という空間になっていて、 髄液(ずいえき)という透明な液体で満たされています。その中心にあるのが脊髄です。

脊椎麻酔では、このくも膜下腔の中に局所麻酔を注入します。

脊髄そのものに麻酔がかかり、とてもよく効くのですが、回復までやや時間がかかるため、 下半身などの場合は半日以上歩けなくなったり、自分で尿をしたりすることもできません。 ですから日帰り手術でまず行われません。 よく虫垂炎(盲腸)の手術で用いられます。

 一方、硬膜外麻酔は、硬膜の一歩手前の硬膜外腔(こうまくがいくう)という脂肪で満たされた部分に麻酔を注入します。

 脊椎麻酔よりは麻酔の効きは減少しますが、これでも美容外科の脂肪吸引や豊胸術における乳腺など体表に近い部位(身体の浅い部分) では除痛効果は十分で手術が行えますし、何より回復が早いので、数時間後には帰宅できるというメリットがあります。

 

硬膜外麻酔施行中(医師:石原) 

思ったより痛くありませんよ!

 

2007年の第93回日本美容外科学会・第5回東方美容外科学会(共同開催)が韓国のソウルで行われた際に、豊胸手術における麻酔法について、私が英語で発表した実績があります。

 

 

私どものクリニックの豊胸術のページです。

(PC)http://www.keisei.ne.jp/bust/

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耳軟骨ピアス後のケロイド切除手術

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一般的に、ケロイドに対する治療には、抗アレルギー薬の内服、テープ・圧迫療法、ステロイド軟膏・注射療法などがあります。

しかし、この方のように、耳軟骨ピアス後のちょっとした炎症からここまでケロイドが大きくなってしまうと前述のような保存的治療では治癒は見込めません。

 

 

少しビックリしたでしょうか。

よく、これ程大きくなるまで放置しておいたと思われるかもしれませんが、ケロイドが耳の後ろに位置することもあって、正面から鏡を見ても見えにくいですし、女性の場合は髪の毛で隠れてしまうので、かゆみや痛みなどの自覚症状がなければかなり大きくなるまでついつい放っておかれることも実は少なくありません。

 

 

ケロイドの一部が赤くジクジクしていますが、これはケロイドが大きくなりすぎて、正常な組織ではないので血行が悪いことによる潰瘍化です。

 

こうなると治療法は切除手術しかありません。

ポイントは3つあります。

 

①ケロイド切除後に耳が変形しないようにデザインをする

②裏・表がある立体的な構造のために丁寧に縫合をする

③再発防止に注意する

これらを念頭に入れ、手術に臨みました。

 

術後3か月間は圧迫気味にテープを貼ること、アレルギー体質のある方には抗アレルギー薬(リザベン)を服用してもらってもいいと思います。

こまめに検診をして、再発しそうな気配があればステロイド(ケナコルト)注射を早めに行うことも考慮します。

この方はテープによるケアのみで3か月後に再発傾向も全くなくきれいに治癒しています。

 

手術前

                  ダウン

 

手術後

 

 

手術前

                  ダウン

 

手術後

 

この方のようなケロイド切除手術は、日帰り手術で局所麻酔、時間は20~30分ほどです。リスクや合併症はケロイドの再発、内出血、感染、瘢痕などです。

治療費用は大きさにより変わりますが、この方の場合は150,000円です。

 

傷跡、ケロイドについてはこちら

http://www.keisei.ne.jp/kizuato/

 

タウン形成外科クリニック

http://www.keisei.ne.jp/

 

 

                 

 

                

 

 

 

 

 

同じサイズの豊胸シリコンを入れても人によって結果は様々です

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日本で使用されている豊胸用のシリコンインプラントはすべてが海外製です。その中で安全性が実証されて日本の厚生労働省、アメリカのFDAやヨーロッパEUのCEマークなどで認定されているものが使用されることがほとんどだと思います。

シリコンインプラントを製造している会社によって、形や柔らかさも様々で、それぞれの特長があるために優劣を決めるのは難しいですが、私は20年にわたって、フランスのEUROSILICONE社製のES80というインプラントを最も多く使用しています。これはスーパーソフト・コヒーシブと呼んでいるほど柔らかさがあり、さらに耐久性に優れているために私は最も信頼しています。

このES80のもうひとつの特長はLow profileであることです。これはインプラントの高さが低いということで、例えば200mlの容量のインプラントでも高さが低く、直径が長いつまり底面の面積が広いのです。一方、High profileのタイプになると同じ200mlでも底面が狭くて高さが高いということになります。

ややこしいですが、簡単に言いますと、同じ200mlのシリコンインプラントであっても、High profileの場合はバストの立ち上がりが急で前にボンッと飛び出ているバストになり、Low profileの場合はバストの立ち上がりがなめらかになります。日本人の方はあまり前に飛び出したバストは体形的にも似合わないので、Low profileが適していると思います。

 

また、同じ大きさのシリコンインプラントを入れても、結果として大きさや形は人により様々です。その理由はもともとのバストの乳腺の量、脂肪の量、皮膚の厚さが当然人により様々だからです。

それでは私の患者さんで全く同じEUROSILICONE社製の240mlのES80(スーパーソフト・コヒーシブシリコン)を入れた3人の方をお見せいたします。

 

まずは31歳の女性です。

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat63/post-70.html

 

次に、同じく31歳の方です。

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat63/post-71.html

 

35歳の東南アジア系の外国の方です。

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat63/post-72.html

 

すべて同じタイプの240mlのEUROSILICONE社製ES80のシリコンプラントです。

3人の方を並べてお見せいたします。

NEW http://www.keisei.ne.jp/photograph/cat63/post-73.html

 

人によって結果は様々なのが興味深いですね。

患者さん自身はもちろん、これだけ多くの豊胸手術の経験がある私でも、術後の結果を正確にイメージして患者さんにお伝えするのは難しいものです。

手術前にあらかじめシリコンインプラントのサイズを選択するのではなく、手術中に鏡で見ていただいて決める方法を取っている理由はこのためです。

 

豊胸術は硬膜外麻酔を使用して日帰り手術で行います。時間は60~90分くらいです。リスクや合併症は被膜拘縮、波打ち(リップリング)、左右差、内出血、感染などです。

治療費用の目安は600,000~700,000円です。

 

私どものクリニックの豊胸術のページです。

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