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Channel: 日本美容外科学会認定専門医Dr石原信浩のブログ ~いろんなオペやっています~ タウン形成外科クリニック
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切開法でできた二重まぶたを一重まぶたに戻す他院修正手術

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美容外科で二重まぶたにしてもらったが、一重まぶたに戻したいという相談が私のもとに多くいらっしゃいます。

せっかく二重にしたのに、わざわざ一重まぶたに戻したい理由は何でしょうか?

 

① 仕上がりは問題ないが、やはり自分には二重が似合わないと思った。

② 自分の希望した二重と違ったが、やり直してもらうのではなく、次も希望通りになるか不安なのでいっそのこと一重に戻したい。

 

大きく分けると以上の二つになります。②に関しては、一度の手術で希望通りの二重まぶたにならなかったことで失望や落胆されて、二重まぶたはもう懲り懲り、とお考えになったのであればとても残念なことです。

 

それでは二重まぶたを一重まぶたに戻すことはできるのでしょうか?

埋没法であれば手術後1か月程度であれば抜糸してしまえば、ほぼ元の一重まぶたに戻ります。ただ、ある程度時間が過ぎてしまった場合は一重に戻りにくくなってしまいます。

その理由として、埋没の糸を探しにくくなるのもありますが、一番大きな原因は「癒着」です。

埋没法では、ごく細い糸が一生、その人の二重を支え続けているのではなく、内部の組織に癒着を起こすことで二重まぶたとしての皮膚の引き込みを作るのです。埋没法でできた癒着はそれほど強くはないのですが、糸を抜糸したとしても二重まぶたの引き込みを残す程度の癒着が残ることが多いのです。

 

埋没法ですら二重を一重に戻すことが難しいのなら、切開法ではどうでしょうか?

切開法では内部の組織である眼輪筋、瞼板前組織や脂肪などを切除しているため、埋没法とは比べ物にならないくらいのしっかりとした癒着が起きます。その強い癒着こそが切開法の長所であり、まぶたが厚い、重いなどの方の場合もしっかりと安定した二重まぶたができるわけなのですが、一方で一重まぶたに戻すことは絶望的に難しくなります。

二重まぶたを消すために再度切開して癒着を外しても、傷が治る段階でより強固な癒着が起きるために、むしろ二重まぶたが強くなることも考えられます。

そこで、私は10年以上前に、過去の多くの医学文献などを調べ、切開法で作られた二重まぶたを一重まぶたに戻すためには脂肪移植が必要であるという論文を見つけ、これを応用できると確信しました。移植した脂肪は再度癒着を起こさないためのクッションの役割を果たします。

その後、私なりにずっと工夫を重ねてきて、脂肪移植を用いた一重まぶたに戻す修正手術を数多く手掛けてきました。

ここ数年の結果では、この修正手術で、ほぼ完全に一重まぶたに戻る場合が80%、一重まぶたに近いがややうっすらと二重のラインが残る場合が20%で、元の二重とほとんど変わらないというケースはありません。

大変難しい修正手術の一つだと考えていますが、自信を持って取り組んでいます。

 

それでは最近の症例をご紹介いたします。

20代の男性です。切開法による二重まぶたの手術を受けたのですが、自分には二重は似合わないと思い、どうしても一重に戻したいということでした。

他院で切開した二重ラインと同じライン上で切開して、皮下組織の癒着を丁寧に剥がした後に脂肪を移植しました。

脂肪は脇の目立たない部位を2㎝程切開して細長い脂肪をもらってきます。

 

修正手術(脂肪移植)前

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修正手術(脂肪移植)後 7カ月

 

きれいに一重に戻っています。ただし、切開をした事実はなくならないので、うっすらとした傷跡は残ることになります。この方は7か月経過していますが、1~2年するともう少し目立たなくなると思います。

 

修正手術(脂肪移植)前

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修正手術(脂肪移植)後 7カ月

 

 

 

修正手術(脂肪移植)前

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修正手術(脂肪移植)後 7カ月

 

 

 

修正手術(脂肪移植)前

切開線の下部のあたりは眼輪筋や瞼板前組織を切除しているために少しへこんでいるのがわかります。

この部分に二重を作っている強固な癒着が起きています。

 

                  ダウン

 

修正手術(脂肪移植)後 7か月

脂肪移植の際の切開は以前と同じラインで行っているので傷が増えることはありません。

術前にへこんでいた部位に脂肪が移植されてへこみがなくなっています。やや膨らんで見えるのは脂肪のためなので、数年経過してもある程度は残るかもしれません。

 

この方は結果にとても満足いただきました。

 

 

この方のような二重まぶた(切開法)他院修正の脂肪移植手術は、日帰り手術で局所麻酔、時間は60~90分ほどです。リスクや合併症は二重が消えないことがあること、左右差、内出血、感染などです。

治療費用は修正内容により変わりますが、500,000~600,000円です。

 

二重まぶたはこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae

二重まぶたの他院修正はこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei

 

タウン形成外科クリニック

http://www.keisei.ne.jp/

 

 

 


20代前半で出産・授乳でかなり垂れてしまったバストを引き上げる

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この方のバストを見て、年齢を聞くと驚かれると思います。

 

NEW https://www.keisei.ne.jp/photograph/cat61/post-74.html

 

この方は22歳の女性です。

元々、10代の頃よりバストは大きめだったそうですが、わずか1度の出産、授乳経験だけでこれだけ垂れたバストになってしまいました。

ご本人の希望は若々しさを取り戻したいということで、決して大きくする必要はないということでした。

 

解決策はいくつかが考えられます。

まずはシリコンインプラント、脂肪注入やヒアルロン酸を用いた豊胸術によるバストアップです。

ご本人がサイズを大きくすることを希望されていないのでこれらの方法は除外になりますが、もし垂れたバストがアップするのであればこれらの豊胸術でもよいと言われた場合はどうでしょうか?いいえ、シリコンインプラント、脂肪注入やヒアルロン酸ではこのバストはきれいに改善しません。その理由は乳頭の位置です。

もう一度この方の写真をご覧ください。乳頭の位置はバストの一番下のライン(乳房下縁)を超えて下方に垂れ下がっています。

 

NEW https://www.keisei.ne.jp/photograph/cat61/post-74.html

 

このようなバストでは単に大きくするようなシリコンやヒアルロン酸による豊胸治療だけを行うと、バストは垂れさがったままで上部だけ不自然に盛り上がったようになってしまいます。

それではどの方法がいいのでしょうか。

それにはマストペクシーと呼ばれる乳房吊り上げ術です。医学書に記載されているマストペクシーの手術方法は乳輪の周囲の余分な皮膚をドーナツ状に切り取り、残った周囲の皮膚を巾着のようにを縫い縮めます(巾着縫合)。この術式のメリットは乳輪の周囲のみの傷で済むことですが、皮膚を取る量が多い場合は縫い縮める周径が大きすぎるためにひだのようなしわがかなり目立って残ることがあります。

その様なケースでは、あえて乳房縮小術(マンマ・リダクション)の手術法のように、乳輪周囲以外に下方向および乳房下縁に沿った傷を取る方が、皮膚の切除後の縫い合わせにより術後の傷跡もきれいで、結果的に若々しいバストアップを図れることになるのです。

それではこの22歳の方の乳房縮小術の術式を利用した乳房吊り上げ術の結果をお見せいたします。

 

NEW  https://www.keisei.ne.jp/photograph/cat61/post-75.html

 

さらに希望があれば、このようにバストアップした術後であればシリコンインプラント、脂肪注入、ヒアルロン酸でボリュームアップをすることも良いと思います。

 

 

手術は硬膜外麻酔や全身麻酔などで行いますが、この方は硬膜外麻酔で日帰り手術で行いました。時間は90~120分くらいです。リスクや合併症は左右差、瘢痕、内出血、感染などです。

治療費用の目安は800,000~1,000,000円です。

 

私どものクリニックの様々なバストに関する手術のページです。

http://www.keisei.ne.jp/bust/bast-ope.html

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他院豊胸術後にシリコンが漏れ出ていると疑われた場合のシリコン抜去

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十年以上前に他院でシリコンインプラントによる豊胸術を受けた方です。術後しばらくは問題がなかったそうですが、数年前よりバストが次第に硬くなってきたとのことです。大胸筋下法ということは覚えていらしたのですがシリコンの種類はわからないということでした。

 

NEW https://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/post-76.html

 

いかにも硬そうなバストで、被膜拘縮が起きていることが分かりますが、左に比べて右が小さいのが気になります。これはシリコンが破損して周囲に流れ出ていることが疑われます。

シリコンの破損はCTや超音波エコーで分かりますが、この方も超音波エコーで破損していることが強く疑われ、早速、取り出し手術を行いました。

手術は腋の下から行いました。まず、取り出した左のシリコンはアメリカのMcGhan社製で重量は270gあり、続いて取り出した右のシリコンはやはり外膜が大きく破損して周囲に内容物が漏れ出ていました。取り出した破損シリコンは約180gだったので、約90gが漏れ出ていたことになります。

 

取り出したMcGhan社製のシリコン

左は問題なく、右はシリコン外膜が大きく裂けていました。

 

右です。

 

破けていたものの、シリコン外膜はすべて取り出せたことを確認しましたが、問題となるのは体内に残ったジェル状のシリコンです。これが原因となって、ごく稀ですが、ヒトアジュバント病と呼ばれる膠原病のような病気なる可能性が知られています。そのために極力取り出したいところです。幸い、漏れ出たジェルはシリコンが存在していた比較的固く拘縮した被膜内に留まっていたので、腋の下の傷より、何枚も繋いだガーゼを挿入して丁寧に拭い取ったうえで、1000ml以上の生理食塩水で洗浄しました。これでほぼ取り出せたと思いますが、さらに、創部から血液や貯留液を創部から体外に出すためのペンローズドレーンという細く平べったい管を1週間留置しました。そのおかげでペンローズ抜去後も貯留液や感染を起こすこともなく、また変形も起こさずに元のバストの形に戻りました。

その後の超音波エコーでの経過観察時にも、体内にシリコンジェルが残存していることは確認できていません。

もちろん今後も経過の観察は必要ですが、まずは安心です。

 

取り出し術後3か月の写真をお見せいたします。

 

NEW https://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/post-77.html

 

他院豊胸術後修正シリコンインプラント抜去手術は、日帰り手術、硬膜外麻酔や鎮静剤で、時間は30~60分ほどです。

リスクや合併症は変形、瘢痕、内出血、感染などです。

治療費用の目安は400,000~500,000円です。

 

 

私どものクリニックの豊胸他院修正術のページです。

http://www.keisei.ne.jp/bust/shusei/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第41回日本美容外科学会(JSAPS)シンポジウムで発表してきました。

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さる10月25日、26日に東京の品川GOOSにあるTKPガーデンシティで開催された第41回日本美容外科学会(JSAPS)に出席してきました。

 

 

今回は二日目のシンポジウムのテーマである「美容外科新時代への挑戦~眼瞼~」というセッションに、光栄にもシンポジストとして指名されたので、出席してまいりました。

座長は北里大学医学部形成外科・美容外科の教授である武田啓先生、新横浜形成クリニックの岩波正陽先生のお二人で、シンポジストは私を含め5人が登壇しました。

他の4人の先生うち、2人が眉下切開除皺術、2人が重瞼術切開法(眼瞼下垂含む)について、私の発表内容はもちろん他院修正に関する事で、「過度の内眼角形成術を戻す修正手術」でした。内眼角形成術というのは目頭切開手術のことです。

内容は以下の通りです(演題登録した抄録より)

 

【目的】内眼角形成術(目頭切開)は、東洋人にとって蒙古襞に対するコンプレックス解消や、二重を平行型にして目をより大きく見せるために要望の多い手術である。一方、術後に目頭の開きすぎを気にする患者は少なくない。本邦の古川が約二十年前に報告した内眼角形成術後の修正手術を自ら工夫して、過度の内眼角形成術後の修正手術を手掛けてきた。
【方法】

2014年1月より2017年12月までの3年間に53人(94眼)の内眼角形成術後の修正手術をV-Y法を応用した古川晴海法を用いて行った。必要に応じて術中に患者に鏡で確認してもらい、修正の程度を調整した。

【結果】術後3か月以上の経過観察を行えた45人(82眼)全例で、内眥間距離が狭まり、外観上も改善した。合併症は軽度の肥厚性瘢痕4例でステロイド局所注射によりいずれも改善した。

【考察】

過度の内眼角形成術を戻す古川晴海法は、デザインが比較的容易であり、さらに術中の調整ができるために有用な手術と考えられた。

 

一人の発表時間は10分と一般演題より長かったため、会場の多くの先生方にも症例写真も多く見ていただくことができました。

発表後の総合討論では会場の先生方からの質問にシンポジストが答えていくというかたちを取りますが、ここで古川晴海先生ご自身が真っ先に発言してくださいました。質問というより私へのご指導というかたちでご意見を述べてくださいました。

無事、シンポジウムも終わり、古川先生自ら私のところに歩み寄ってきてくださり、「良かったです、よく発表してくれましたね」とおっしゃり、握手を求めてくださいました。

美容外科医の大先輩であり、この素晴らしい内眼角形成術後の修正手術の古川法の発案者ですから、医師歴30年、年齢もすでに50代半ばの私でも大感激でした。

他院修正の目頭切開の手術を手掛けるようになり5年近くになりますが、忘れられない発表となり、またさらに腕を磨いて、術後に悩まれている患者さんのために診療を続けたいと殊に思いました。

 

 

目頭切開はこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae/other/

 

目頭切開の他院修正はこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/megashira.html

 

タウン形成外科クリニック

http://www.keisei.ne.jp/

 

 

 

 

 

 

 

新年1月の福岡での他院術後修正相談会

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来年1月初めの福岡での他院修正相談会が開催されます。

会場はACU博多です。

他院の術後で悩みの方は、ぜひお越しください。

 

2019年1月19日(土曜日) 上 茂 医師

2019年1月20日(日曜日) 石原 信浩 医師

 

 

場所:ACU博多(博多駅徒歩1分 紙与博多中央ビル6階)

 

時間:1月19日(土)12時より18時までの間のお好きな時間

    1月20日(日)9時より15時までの間のお好きな時間 

 

     ******************

 

相談形式:プライバシーを考慮した個別相談 

       (女性の医療スタッフが立ち会います)

 

担当医師:1月19日(土) 上 茂

       1月20日(日) 石原 信浩

 

相談内容:他院でお受けになられた手術後の修正の相談

  (Dr上は二重まぶた、 石原は上・下まぶた、豊胸に限ります)

       当日はご相談のみで、治療は受けられません

 

相談料:無料

 

予約方法:メールまたはお電話による完全予約制です

       予約をされていない方の当日の受付はできません

 

 

お問い合わせ先:タウン形成外科クリニック

 

電話 : 0120-107-286

   (石原医師もしくは上医師の「福岡」他院術後無料相談会の件で、とお問い合わせください)

 

e-mail : info-r@keisei.ne.jp

    (件名に「石原医師」もしくは「上医師の福岡他院術後無料相談会」とお願いします)


 

 

他院術修正の無料相談会について 

http://www.keisei.ne.jp/shuseisenmon/osaka.html

 

新年2月に大阪で他院修正相談会を開催

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2019年の最初の大阪相談会は2月に2日連続で開催いたします。

 

2019年2月16日(土曜日) 石原 信浩 医師

2019年2月17日(日曜日) 上 茂 医師

 


場所:ウエスティンホテル大阪(JR大阪駅徒歩7分)

時間:2月16日(土)12時より18時まで

       2月17日(日)10時より16時までの間のお好きな時間

 

 

     ******************

 

相談形式:プライバシーを考慮した個別相談 (女性の医療スタッフが立ち会います)

 

担当医師:2月16日(土)石原 信浩

               2月17日(日)上 茂

 

相談内容:他院でお受けになられた手術後の修正の相談

       (上先生は二重まぶたについて、石原は上・下まぶた、目頭、豊胸に限ります)

       当日はご相談のみで、治療は受けられません

 

相談料:無料

 

予約方法:サイト相談フォームまたはお電話による完全予約制です

       予約をされていない方の当日の受付はできません

 

お問い合わせ先:タウン形成外科クリニック

 

電話 : 0120-107-286

    (上先生もしくは石原の大阪他院術後無料相談会の件で、とお問い合わせください)

 

サイト予約フォーム: http://www.keisei.ne.jp/shuseisenmon/reserve/


 

 

他院術修正の無料相談会について 

http://www.keisei.ne.jp/shuseisenmon/osaka.html

 

今年最後と新年の名古屋での他院術後修正相談会

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今年も各地で他院術後修正の無料相談会を行ってきました。

来年も多くの患者さんのお悩みをお聞きして、解決の手助けになればと思います。

 

今年最後の名古屋の相談会は12月2日(日)に上先生が、来年の3月10日(日)は私が名古屋での無料相談会を行います。

 

※12月と3月は開催場所が異なります。ご注意ください。

 

他院術後無料相談会 

2018年12月2日(土曜日) 上 茂 医師

     


 

場所:名古屋東急ホテル(栄駅徒歩5分)

時間: 12月2日(日)11時から17時まで

 

****************

 

他院術後無料相談会

2019年3月10日(日曜日) 石原 信浩 医師

 

 

場所:TKPガーデンシティPREMIUM名古屋ルーセントタワー(名古屋駅徒歩5分)

時間:3月10日(日)11時から17時まで

 

     ******************

 

相談形式:プライバシーを考慮した個別相談 (女性の医療スタッフが立ち会います)

 

担当医師:

2018年12月2日(日)上 茂

2019年3月10日(日)石原 信浩

 

相談内容:他院でお受けになられた手術後の修正の相談

 (石原は上・下まぶた、目頭、豊胸、 Dr上は二重まぶたに限ります)

当日はご相談のみで、治療は受けられません

 

相談料:無料

 

予約方法:メールまたはお電話による完全予約制です

       予約をされていない方の当日の受付はできません

 

お問い合わせ先:タウン形成外科クリニック

 

電話 : 0120-107-286

    (上医師もしくは石原医師の名古屋他院術後無料相談会の件で、とお問い合わせください)

 

相談予約フォーム

http://www.keisei.ne.jp/shuseisenmon/reserve/

 

 

他院術修正の無料相談会について 

http://www.keisei.ne.jp/shuseisenmon/osaka.html

 

他院で受けた二重切開術後の修正~二重ラインと睫毛の間の皮膚のたるみ~

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数年前に他院で切開法による二重の手術を受けたとのことですが、二重ラインがはっきりしないのと睫毛との間の皮膚がだぶついているのが気になるとのことで修正を希望されていらっしゃいました。

 

他院で受けた二重切開法術後

 

右は二重のラインが十分に出ていないで薄く、左は二重はそれなりに出ているものの、二重ラインと睫毛の生え際に挟まれた皮膚が余ってたるんでいます。

 

まぶたの皮膚の余り(黄色の矢印に挟まれている部分)

 

私のブログでも何度か取り上げていますが、切開法の手術の場合、二重ラインと睫毛の生え際(瞼縁)の間に挟まれた皮膚の処理はとても重要です。

埋没法では皮膚も皮下組織も切除したり除去したりすることは一切なしに二重を作るため、皮膚の余りやたるみが出るのは仕方ないですが、切開法でこのような結果では、患者さんにとって、腫れたり内出血したりというダウンタイムを我慢されて手術を受けたかいがありません。

 

それではどのように解決したらいいのでしょうか?

二重の切開の手術前に患者さんとデザインのシミュレーションをするにあたって皮膚のたるみ特に睫毛に被っているたるみが無いかを観察します。睫毛が下向きになっているほどのたるみがあれば、ブジーというシミュレーション用の細い針金でたるみをたくし上げてみて、患者さんの理想のイメージになるかを確認してみます。その時点で患者さんにご納得いただけると、手術にあたってたるみの処理が必要なことが分かるのです。皮膚のたるみというと二重のラインより上にかぶさったたるみを切除すると考えがちですが、実は二重ラインより下のたるみも二重まぶたをきれいに仕上げるには重要なのです。

 

それでは修正手術前後の写真をお見せいたします。

修正手術前

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修正手術後

 

 

 

修正手術前

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修正手術後

 

 

 

修正手術前

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修正手術後

 

 

 

修正手術前

                 

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修正手術後

黄色い矢印に挟まれた部分がすっきりしてきれいな二重になりました。

 

 

二重まぶた(切開法)他院修正手術は、日帰り手術で局所麻酔、時間は60~90分ほどです。リスクや合併症は左右差、内出血、感染などです。

治療費用は修正内容により変わりますが、300,000~500,000円です。

 

私どもの他院術後二重まぶた修正手術のページです

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/

 

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

 

 

 


他院で上まぶたに過剰に脂肪注入が行われた方の修正手術

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60代半ばの男性です。

約10年前に二重のたるみ取り手術をする際に上まぶたに脂肪注入を受けたとのことです。なぜ脂肪を入れたのかは定かではありませんが、年齢とともにくぼみ目(Sunken eyeといいます)になっていたのかもしれません。

ところが、注入された脂肪が多く、さらに皮下の浅い部分に入ってしまっているために、ご覧のように他人が見ても明らかな大きなしこりとなっています。さらにまぶたが重くなってしまい、目が開けづらいというお悩みがあります。

 

他院での脂肪注入後

まぶた重く開けづらい状態になっています。

 

他院での脂肪注入後

目を閉じると大きなしこりが明らかです。

 

これだけ大きい脂肪のしこりを取り除くには切開法が必要になりますが、実はそう簡単なことではありません。

まず、脂肪をすべて除去できるのかという問題があります。すべてを取り除こうとして周囲の組織と強く癒着している場合は、無理やり除去することで周囲の組織も取ってしまうことになり、不自然なひきつれやくぼみなど、予想外の変形も起こしかねません。

そのため、可能な限りのしこりを取り除くが、変形のリスクを考えて、若干の脂肪を残した状態にせざるを得ない場合があることを前もって患者さんにお話ししておく必要があります。それではしこりを残した場合のリスクは?というと、一時的な炎症や感染を起こすことはあるかもしれませんが、ご自分の注入脂肪が癌などになったりするリスクは報告されていないので、その意味では大きな心配はいらないと思います。

 

前回受けられた手術の傷のラインで切開、丁寧に剥離をして少しずつ注入脂肪のしこりを除去していく慎重な手術を行いました。

腫れがやや強く2~3週間としばらく長引きましたが、修正手術6か月後の検診にいらっしゃった時の写真をお見せします。

 

修正手術前

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修正手術後(6か月経過)

変形や不自然なひきつれもなくきれいになりました。まぶたがとても開きやすくなったとのことです。

 

 

 

修正手術前

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修正手術後(6か月経過)

傷跡も特に目立ちません。

 

 

 

修正手術前

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修正手術後(6か月経過)

 

 

 

修正手術前

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修正手術後(6か月経過)

 

 

 

修正手術前

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修正手術後(6か月経過)

 

 

 

修正手術前

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修正手術後(6か月経過)

 

 

 

取り出した注入脂肪です。

一つ一つの粒が大きいのがわかります。注入後にお互いに固まって大きくなったのもあるかもしれませんが、注入の際の脂肪の大きさにより、しこりになりやすかったのだと思います。

 

 

二重まぶた、上まぶたの切開法や脂肪注入の他院修正手術は、日帰り手術で局所麻酔、時間は60~90分ほどです。リスクや合併症は左右差、不整ライン、内出血、感染などです。

治療費用は修正内容により変わりますが、300,000~600,000円です。

 

私どもの他院術後二重まぶた修正手術のページです

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/

 

 

タウン形成外科クリニック

 

男性の腹部及び胸部(女性化乳房)の脂肪吸引

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今回は脂肪吸引についてです。

30代の男性で、身長は180㎝近くあり、体重は一時98㎏あったそうですが、現在は90㎏で、それ以下にはなかなか下がらないのでダイエットのきっかけづくりとして、脂肪吸引をお受けになりたいとのことでした。

 

 

お腹まわりの脂肪もそうですが、胸部にも脂肪がついて女性のような胸(女性化乳房)になってしまっているのも悩みだとのことでした。

 

手術はもちろん日帰り手術で、胸部及び腹部全体の脂肪吸引です。

硬膜外麻酔および鎮静剤を使用して、患者さんはストレスなく無事に終えることが出来ました。

脂肪の吸引量は1450mlでした。

 

それでは3か月後の結果をお見せいたします。

 

手術前

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手術後

 

 

 

手術前

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手術後

 

 

 

手術前

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手術後

 

 

 

手術前

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手術後

 

 

 

手術前

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手術後

 

かなりすっきりしたのがわかると思います。

吸引により脂肪細胞の絶対数が少なくなればさらにダイエットもしやすく、リバウンドも少なくなります。

 

脂肪吸引のリスクや合併症は凹凸、しびれ、内出血、感染などです。

治療費用の目安はこの方のような場合、500,000~750,000円です

 

 

私どものクリニックの脂肪吸引術のページです。

http://www.keisei.ne.jp/soushin/

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

 

他院豊胸修正手術~形を整え、ソフトコヒーシブシリコンをさらに大きく入れ替えた症例~

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数年前に他院で豊胸手術を受けた方です。乳腺下に325mlのシリコンを入れてもらったそうです。

 

NEW  https://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/jutuzenn.html

 

左のバストはきれいですが、右はバストの下(乳房下縁)の形がいびつで、全体的に硬く被膜拘縮を起こしています。患者さんは形を整えるとともに、出来ればもっと大きくしたいというご希望がありました。

修正手術では、まず他院でのシリコンを取り出し、左はより大きなシリコンを入れるために、右は大きいシリコンと被膜拘縮を解除するために下方向を中心に、慎重に剥離してスペースを作り、手術中に大きさと動きをご本人に鏡で直接確認していただきながら、新たに乳腺下に375mlのソフトコヒーシブシリコンを挿入しました。

結果は軟らかさ、位置、形ともに自然になりました。

 

それでは結果をお見せいたします。

 

NEW  https://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/post-78.html

 

ちなみに、硬い被膜拘縮が起きている場合に被膜を内部から壊して大きなスペースを作ると、当初は今までの硬い被膜と新しい柔らかい被膜との境目が段差になることがあります。

これをDouble bubbleと呼んでいますが、この方も術後1か月の時点ではそれが見られました。

 

NEW  https://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/post-79.html

 

患者さんとしては、このまま段差がなくならなかったら・・・と不安になられるのですが、ご安心ください、私の経験上は半年から長くても1年でほぼ目立たなくなっていきます。

 

NEW  https://www.keisei.ne.jp/photograph/cat62/post-80.html

 

最後に取り出したシリコンをお見せいたします。

 

 

 

他院で受けた豊胸手術で取り出したシリコンは、私が信頼して20年以上使用しているEurosilicone社製のソフトコーシブシリコン325mlでした。破損がないことはもちろん、他社のシリコンでよくありがちな、取り出してみて触ってはじめてわかるようなシリコンジェルの染み出しも全くありませんでした。

やはり私はEurocilicone社製シリコンを最も信頼しています。

 

この修正手術は日帰り手術で硬膜外麻酔と鎮静剤で行っております。リスクや合併症は再度の被膜拘縮や変形、出血、感染などです。

治療費用の目安は900,000~1,200,000円です

 

私どもの豊胸他院修正術についてです

http://www.keisei.ne.jp/bust/shusei/

 

 

タウン形成外科クリニック

 

他院の下まぶたたるみ取り手術(下眼瞼除皺術)後の修正~外反(あっかんべー)を治す~

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下まぶたのたるみ取り手術(下眼瞼除皺術)で最も起こしてはならない合併症が外反(あっかんべー)です。

 

これは下まぶたの睫毛の生えている縁の部位が不自然に下がっている(下眼瞼後退)ために、赤い粘膜部分(結膜)が見えていたり、眼球の白い部分(眼球結膜)の面積が広くなったり(三白眼)と、見た目がひどいことはもちろんですが、ドライアイや角膜障害などの合併症にも悩まされてしまうことがあります。

外反や三白眼は垂れ目形成術(下眼瞼下制術)でも起こりますが、下まぶたたるみ取り手術で起こる場合の原因はほとんどが皮膚の取り過ぎによるものです。

手術直後から1~2週間程度は腫れなどによって若干の外反が見られることがありますが、術後1か月過ぎても改善しない場合は要注意で、6か月でやはり残っている場合はそれ以上改善しないために、何らかの修正が必要です。

 

従来の医学書や文献などを調べてみると、解決策として、外傷後の外反にはV-Y法やZ形成、麻痺性や退行性(加齢性)に外反にはKhunt-Szymnowski法やLateral tarsal strip法などを行うと書かれています。

ただし、それらは下がった皮膚を上方向へ寄せたり、引き上げたりする方法で、“足りなくなった皮膚”が元に戻るわけではありません。私は「皮膚が足りないなら補えばいいではないか」と当然のように考え、植皮術を応用することを思いつきました。

下眼瞼の外反に植皮を用いることは医学書にも記述はありましたが、「解決法として植皮などもある」といったほんのさらりと触れられているだけで、本格的に臨床の多くで行われている論文はありませんでした。

 

もちろん植皮によるデメリットもあります。

熱傷や外傷で皮膚が無くなってしまった場合にやむを得ず行う皮膚植皮や、タトゥー(刺青)を除去するためにレーザーで効果が見込めなかったり、切り取る切縫法では皮膚が足りなくなってしまう場合に行う植皮でも、自分の身体の別の部位の皮膚を移動させて貼り付けるので、若干の色の違いや縫い目などの“つぎはぎ感”が出てしまうことが多く、赤く硬く盛り上がるケロイドや肥厚性瘢痕も起きやすいのです。

一方で、目のまわりの皮膚はとても血行が良いので傷が治りやすく、目立ちにくいのも特徴なので、身体の他の部位の植皮よりもっときれいに治すことができるはずだと考えました。

 

私は約10年前に、下まぶたたるみ取り手術後のひどい外反の状態の方がいて、植皮以外に治す方法が考えられないと判断した方に、リスクや合併症も十分にお話ししたうえで植皮による外反修正手術を行い、とても良い結果を出すことに成功しました。

その後、症例を重ねていって、43例の手術経験に見解、考察などを加えて2014年の日本美容外科学会(JSAS)で発表、その後「下眼瞼形成術後合併症に対する植皮による修正術」のタイトルで、原著の医学論文としても学会誌に掲載されました。

 

さらにその後もお悩みの患者さんの要望を受けて手術を続けてきて、2018年度末で合計87例の植皮術による外反修正を行ってきました。その間、他の美容外科の先生方からもご自身の患者さんのことで相談を受けたり、実際に外反の修正手術を頼まれて請け負ったこともあります。

 

今回は前置きが長くなりました。

それでは、最近の症例(モニターの方)をご紹介いたします。

 

40代半ばの方で、12年前(30代前半)で上まぶたのたるみ取り手術(下眼瞼除皺術)を受けた後に左右ともに外反になってしまったとのことです。

その後、2か所の美容外科で外反の皮膚を切開したり、糸で吊り上げたりなどの修正されたとのことですが、左の外反はより悪化してしまったとのことです。

 

 

 

ご覧の通り、左の外反が明らかです。

右も外反気味ですが、ご本人は左だけでいいので治したいというご希望でした。

 

手術は、他院でのたるみ取りの手術と同じ傷跡から切開して行いいます。

皮膚の下の癒着やひきつれを丁寧に外していくと、足りない皮膚の大きさがわかります。

そこで植皮する皮膚を上まぶたから採取します。そもそも下まぶたのたるみ取り手術を受けられる方は、年齢的にも上まぶたにもたるみがあるのでそこからもらってくることができるのです。

さらに、下まぶたの足りない皮膚の形状を見ると、同じ側の上まぶたではなく、反対側の上まぶたからもらってくる方が形がぴったり合いやすいので、患者さんの承諾が得られれば、できれば反対側の上まぶたから植皮用の皮膚をもらいます。

 

植皮手術中の写真です。 右側の上まぶたの皮膚を左の下まぶたの植皮したところです。

 

それでは経過をお見せいたします。

 

植皮手術前

                ダウン

 

植皮手術1週間後(抜糸の日です)

外反がきれいにに治り、皮膚がきれいに生着しています。

                 ダウン

 

植皮手術1か月後

涙袋の部分に植皮皮膚の硬さによる段差が見られます。

この硬さによって、治したはずの外反が後戻りしたように見えています。

                 ダウン

 

植皮手術3か月後

段差がまだ少し残っています。一時的な外反は治りつつあります。

                  ダウン

 

植皮手術後1年

外反がきれいに治っています。傷跡(つぎはぎ)は全くわかりません。段差は元の自然な涙袋になっています。

 

 

植皮手術前と1年後の写真を続けて比べてみて下さい。

 

植皮手術前

                   ダウン

 

植皮手術1年後

 

下まぶた手術後の外反(あっかんべー)、三白眼でお悩みの方、決してあきらめずにご相談ください。

 

 

下まぶたの他院術後外反修正手術(植皮)は、日帰り手術で局所麻酔で、時間は60~90分ほどです。

リスクや合併症は瘢痕、内出血、感染などです。

治療費用の目安は片目の場合300,000~350,000円です。

 

私どものクリニックの他院術後の上下まぶた修正手術のページです。

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/

他院術後の下まぶた修正手術ページです。

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/shita.html

 

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他院の垂れ目形成手術(下眼瞼下制術)後の修正~外反(三白眼)を治す~

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前回に引き続き、下まぶた手術の合併症を治す植皮手術についてです。

 

今回は下眼瞼下制術後に外反や三白眼になってしまった方の修正です。

下眼瞼下制術とは、いわゆる垂れ目形成手術のことで、主に日本人をはじめとする東洋人に対し、目の大きさ(上下径)を広げることで吊り目を垂れ目にして優しい印象を与えることを目的とした手術で、日本の広比先生が考案し、世界で最も権威と信頼のある美容外科・形成外科学会誌であるJournal of Plastic & Reconstructive Suregryに2011年に発表された新しい術式です。

 

下眼瞼除皺術(下まぶたたるみ取り手術)の場合の術後合併症である外反と、下眼瞼下制術後の外反と違う点は、下眼瞼除皺術の場合は加齢でたるんで余っているために当然皮膚を切除するのですが、下眼瞼下制術では垂れ目になるように下まぶたの内部の組織を下方向に引き下げて硬い組織に縫い付け、そのために皮膚が余ったようになるために必要に迫られて切除するのです。

そもそも垂れ目形成を希望する方は若い方が多く、術後に戻したくて修正手術を行う際に、縫い付けた癒着を外しても、最初の手術で若い余りのない皮膚を不要に切ってしまっているので、皮膚が相当量足りなくなってしまっていることです。

 

それでは、最近の症例(モニターの方)をご紹介いたします。

 

20代前半の男性で、1年前に都内で垂れ目形成手術(下眼瞼下制術)を受けた後に左がひどく外反になってしまったとのことです。

 

 

ご覧の通り、左の外反はかなりひどい状態です。

 

手術は下眼瞼除皺術後の外反に対する植皮とほぼ同様ですが、前述した引き下げの癒着は垂れ目形成手術後の方が強いため、難易度は高いです。

前回書いたように、植皮用の皮膚は反対側の上まぶたからもらうのが理想ですが、この方は、強い希望で左の上まぶたから植皮用の皮膚を採皮しました。

 

植皮手術前

                ダウン

 

植皮手術1か月後

外反はかなり改善しています。

植皮皮膚の一時的な硬さと“つぎはぎ感”が残っています。

                 ダウン

 

植皮手術後1年

外反がきれいに治っています。傷跡やつぎはぎ感はほぼわかりません。

 

 

植皮手術前と1年後の写真を続けて比べてみて下さい。

植皮手術前

                   ダウン

 

植皮手術1年後

 

 

植皮手術前

               ダウン

 

植皮手術1年後

 

ちなみに、この方は他院で目尻切開を受けており、そのために目尻の瞼縁がやや凹凸で赤い結膜(粘膜)部分が見えてしまっていますが、残念ながらこれは治すのが難しいと思います。

 

下まぶたの他院術後外反修正手術(植皮)は、日帰り手術で局所麻酔で、時間は60~90分ほどです。

リスクや合併症は瘢痕、内出血、感染などです。

治療費用の目安は片目の場合300,000~350,000円です。

 

私どものクリニックの他院術後の下まぶた修正手術に関するページです。

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/shita.html

 

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開きすぎた目頭切開を戻す修正手術(古川法)

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目頭切開の手術を受けた後に、不自然に開きすぎた、もしくは不自然とは言えないが、やはり元の目に戻したいという修正手術は、いくつかの方法が言われてきましたが、やはり古川晴海先生が二十年近く前に発表されたV-Y法を利用した古川法が最良の手術法だと思っております。

この手術方法について、私の数多くの経験を昨年の二つの日本美容外科学会(第106回JSAS、第41回JSAPS)で発表しました。

JSAPSでは、シンポジウムの場での発表に招かれ、さらに光栄にも古川先生が私の発表後に発言され、ご指導とともにお褒めの言葉をいただきました。

現在、国内でこの古川法を用いて過大な目頭切開後の修正を積極的に行っているのは私だけだと思います。

そこで、今月23日(土)の横浜みなとみらいでの第24回日本形成外科手術手技学会で発表の機会をいただいたため、この術式をアニメーションを用いて多くの先生方にさらに詳しく解説する予定です。

 

最近の症例をご覧に入れます。

 

 

30代の方です。韓国で受けた目頭切開が開きすぎていて、極力元の目に戻したいというご希望でした。

私の手術では、手術中に鏡で見ていただきながら、どこまで戻すかを患者さんと相談しながら決めるようにしています。

 

 

手術1週間後の抜糸時です。

すでに目頭の蒙古ひだが戻っているのがわかります。

 

 

手術3か月後です。

ご本人曰く、ほぼ元の目頭の形になったとのことです。

傷跡はほとんどわかりません。

 

 

 

修正手術前

                  ダウン

 

修正手術後(3か月)

 

拡大した写真もお見せいたします。

 

修正手術前

                  ダウン

 

修正手術後(3か月)

これだけ拡大しても傷跡はわかりません。

 

この方のような目頭切開他院修正手術(古川法)は、日帰り手術で局所麻酔、時間は40~50分ほどです。リスクや合併症は左右差、内出血、瘢痕などです。

治療費用は修正内容により変わりますが、おおよそ400,000円です。

 

目頭切開の他院修正はこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/megashira.html

 

タウン形成外科クリニック

http://www.keisei.ne.jp/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他院の垂れ目形成手術(下眼瞼下制術)後の外反に、植皮を用いた修正手術

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最近、下まぶた手術の合併症を治す植皮手術についてご紹介することが多くなってきました。

 

この方は20代の女性で、半年前に他院で垂れ目形成手術(下眼瞼下制術)を受けたのですが、特に左のまぶたの形がイメージと大きく違い、さらにドライアイにも悩まされるようになったとのことです。

 

 

ご覧の通り、左の瞼縁が引き下がり、外反の状態です。

これでは目に空気があたる面積が大きくてドライアイに悩まされるのもうなずけます。

もちろん、きれいな垂れ目になっているとも言えません。

 

修正手術は、癒着を丁寧に外したうえで、足りない皮膚の分を植皮します。

この方は同じ左の上まぶたから皮膚を取ってきました。

本来の二重まぶたから皮膚を切除すると、二重の形が変わってしまうことが予想されますが、採取する皮膚は幅3mm以下ですし、切除の方法も十分に気を使って丁寧に行えば、ほとんど元の二重の形に影響を及ぼさないようにすることができます。

 

植皮手術前

                ダウン

 

植皮手術9か月後

 

外反は十分に改善しています。

目の中央部分にやや植皮の段差が見られますが、私の経験上、1~2年もするとかなりなじんでいくと思います。

二重まぶたの形はほとんど変わらず、若干幅が広くなったように見える程度です。

 

こうして、ほぼ元の形に戻った目を見る限り、そもそも垂れ目形成手術(下眼瞼下制術)が必要であったのか疑問が残るところです。

本来、広比先生が考案したこの下眼瞼下制術は、きつく見えがちな吊り目を、優しい目に改善するための手術という報告であったはずです。これは海外で最も信頼のある美容外科・形成外科の学会誌であるJournal of Plastic & Reconstructive Surgery (PRS)に発表され、私も原文を何度も読みこんでいます。

 

吊り目でもない普通の目に対して、垂れ目形成術を無理に行うと、このような外反、三白眼、下眼瞼後退といった不自然な目の形になってしまうことが少なくありません。

患者さんが垂れ目を希望しているから・・・ではなく、手術の適応について医師側も十分に検討、再考するべきではないかと思います。

 

 

下まぶたの他院術後外反修正手術(植皮)は、日帰り手術で局所麻酔で、時間は60~90分ほどです。

リスクや合併症は瘢痕、内出血、感染などです。

治療費用の目安は片目の場合300,000~350,000円です。

 

私どものクリニックの他院術後の下まぶた修正手術に関するページです。

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/shita.html

 

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


他院での二重切開後の皮膚の余りと眼瞼下垂

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20代後半の方で、約5年前に他院で切開法による二重まぶたの手術を受けた方です。

二重のラインより下の皮膚がたるんでいて、左のまぶたは眠そうになってしまったとのことです。

 

 

確かに二重まぶたにはなっていますが、二重のラインと睫毛にはさまれた部分の皮膚がたるんでいます。

これを“ぷっくり目”と表現される方も多いようです。

原因は腫れぼったいまぶたを二重にする場合に、皮膚の余りと皮下組織(眼輪筋、瞼板前組織)をきちんと処理していないことによるものです。

まぶたの厚い一重の方を二重にする場合、ただ単にラインが出来ればいいというものではありません。まぶたの厚い方であっても、“もともと生まれつき二重まぶただった”かのような自然な二重にしてさしあげることが美容外科医としての義務だと思っています。

さらに、左は眠そうな目になってしまっていて、切開の手術後からということなので、手術によって、まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋に何らかの癒着が起きて、医原性(医療行為が原因となる)眼瞼下垂の状態になってしまっています。

 

修正手術には、この医原性下垂を治すのはもちろんですが、あまった皮膚を適切に切除し、きれいな二重にしてさしあげる必要があります。

 

修正手術前

                  ダウン

 

修正手術後(3か月)

 

 

修正手術前

                 ダウン


修正手術後

 

 

修正手術前

                 ダウン

 

修正手術後

 

この方のような二重まぶた(切開法)他院修正手術は、日帰り手術で局所麻酔、時間は60~90分ほどです。リスクや合併症は左右差、内出血、感染などです。

治療費用は修正内容により変わりますが、350,000~400,000円です。

 

 

二重まぶたはこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae

二重まぶたの他院修正はこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei

 

タウン形成外科クリニック

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他院での二重切開後のぷっくり目を治して幅を狭く

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前回に引き続き、二重のラインと睫毛にはさまれた皮膚のたるみ(ぷっくり目)の修正です。

 

20代前半の方で、他院で埋没法と切開法を二回を受けた方です。二回目の切開法は広すぎる幅を狭くする修正手術を受けたとのことですが、ほとんど狭くならなかったとのことです。

 

 

二重のラインと睫毛にはさまれた部分、特に目頭から中央部分にかけての皮膚がたるんでいます。

これも“ぷっくり目”と呼ばれるものです。

二重の幅は計測すると7㎜ですから、決して広い二重ではありません。要するに、皮膚のたるみが前にせり出しているので実際の幅よりも広く見えるのです。

 

前回、他院で幅を狭くする手術がどのように行われたのか、ご本人もお任せだった(ここが問題でした)のでご存じなく、二重の形や二重ラインの傷(瘢痕)を見ても定かではありませんが、切開で作成した二重を狭くする手術は極めて難易度が高い手術で、日本でもきちんと行える医師は本当に数えるほどしかいないと思います。

そのうちの一人が、吊り上げ法による二重幅を狭くする手術を400例以上行っている、当院の上茂(かみ しげる)先生です。

 

この患者さんの場合は、吊り上げ法ではなく、皮膚のたるみをなくしてあげることで、二重の幅を“狭くする”のではなく、“狭く見せる”ことができると判断し、ご本人に丁寧にご説明したうえで、術後のシミュレーションを行って、予想される結果にご納得されたので、皮膚切除と眼輪筋、瞼板前組織を適除してぷっくり目を治す修正手術を行いました。

術後は抜糸後にしばらくいらっしゃることが出来ずに、約1年後に他の治療で来院されたので、その時に写真を撮らせていただきました。

 

修正手術前

                  ダウン

 

修正手術後(1年)

 

ぷっくり目は改善し、二重ラインの幅は見た目上、狭くなっていて、パッチリとしてかつ自然な二重だと思います。

 

 

この方のような二重まぶた(切開法)他院修正手術は、日帰り手術で局所麻酔、時間は60~90分ほどです。リスクや合併症は左右差、内出血、感染などです。

治療費用は修正内容により変わりますが、350,000~400,000円です。

 

 

二重まぶたはこちら

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他院で埋没法による眼瞼下垂を受けたが効果がなかった症例の修正手術

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30代前半の方で、眼瞼下垂を埋没法で治せると言われて他院で受けたとのことですが、まったく効果がなかったとのことです。

 

右目に眼瞼下垂が見られます。

 

眼瞼下垂は、生まれつき眼瞼挙筋の力が弱い、もしくは成人以降に加齢やコンタクトレンズなどが原因で、眼瞼挙筋が菲薄化して力が弱くなることで起きます。(他にも外傷や特殊な神経病、腫瘍などでも起きることがあります。)

そのため、眼瞼下垂手術では眼瞼挙筋やそれに付属する腱膜を縫い縮めて、まぶたを通常の開閉の動作でも容易に開けやすくするのが目的です。

埋没法でそれが行えるのであれば、確かに切開することもないので患者さんに負担が少なくてとても良いと思いますが、二重まぶたにする埋没法でさえ、糸が切れたり緩んでしまえば一重に戻ることが多いのに、埋没法に用いる極細の糸で弱くなった眼瞼挙筋の力を縫い縮めて、まぶたをしっかり持ちあげることができるとは思えません。もしできたとしても長年にわたって持続できず、かなりの短期間で戻る率がかなり高い、結果が不確実な手術だと思います。

この患者さんは埋没法による眼瞼下垂を受けて、術前と術後に目の開きはほぼ変わらなかったということでした。

 

修正手術はもちろん切開法による眼瞼下垂の手術を行うのですが、私が行っている眼瞼下垂の手術では、いくつかポイントがあります。

その一つは、この方の様に二重のラインそのものはしっかりある場合、眼瞼挙筋腱膜を縫い縮める前転術のみを行い、瞼板などへの重瞼固定は行わないようにしています。それは、必要以上に二重の食い込みが強くなることで、術後にまぶたは開きやすくなったけど、二重がくっきりしすぎて不自然になったという悩みの方を多く診てきたからです。

もちろん、くっきりとした二重を望む方もいらっしますから、その点は術前のカウンセリングで患者さんのご希望をよく聞いて、どのような結果を望んでいるのかを、担当医がしっかリ把握すること、そしてそれを実行できる正確な技術を持っていることが重要なのです。

 

それではこの方の眼瞼下垂の修正手術の結果をお見せいたします。


修正手術前

                   ダウン


修正手術後6か月

あくまで二重の雰囲気は変えずに、目の開きだけ良くしました。

 

目を閉じた術後写真もお見せします。

 

修正手術後6か月

二重まぶたをくっきりさせるための瞼板への重瞼固定をしていないため、食い込みもほとんどなく自然な二重ライン(=切開線)だと思います。

 

眼瞼下垂の修正手術は、日帰り手術で局所麻酔、時間は45~60分ほどです。

リスクや合併症は左右差、瘢痕、内出血、感染などです。

治療費用の目安は片目で250,000~350,000円くらいです。

 

眼瞼下垂はこちら

https://www.keisei.ne.jp/futae/other/

 

眼瞼下垂の他院修正はこちら

https://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/

 

 

タウン形成外科クリニック

 

 

 

第107回日本美容外科学会(JSAS)シンポジウムで発表してきました。

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さる4月17日(水)に東京の溜池にあるANAインターコンチネンタルホテル東京で開催された第107回日本美容外科学会(JSAS)にシンポジストとして招待されて出席してきました。

https://jsas107.tokyo/

 

 

今回の学会長は共立美容外科の統括院長である久次米秋人先生です。

久次米先生とは昨年、数名の先生方を交えてプライベートな食事会でもお会いして、直々に激励をいただきましたので、シンポジストとしての大役をしっかりと務めないわけにはいきません。

 

今回の学会テーマである「現状の美容医療とその今後・・・」というの中の「下眼瞼形成術」のシンポジウムで、座長は公私ともに20年来のお付き合いがあり、国内の下眼瞼治療の第一人者である銀座みゆき通り美容外科の水谷和則先生で、シンポジストは私を含め5人が登壇しました。

発表内容は下眼瞼脱脂+脂肪注入、PRP注入、裏ハムラ、そして真皮線維芽細胞移植と、現在の日本の下眼瞼治療の最先端のスペシャリストたちの発表に、会場の先生方はもちろん私も勉強する点が多いにありました。

 

私の発表内容はやはり他院修正に関する事で、「下眼瞼形成術後合併症に対する植皮による修正術」です。これは日本美容外科学会誌(第52巻第1・2号2016年9月)に掲載された内容です。

その論文の一部を紹介いたします。

 

「下眼瞼除皺術や下眼瞼下制術などを他院において受けた術後に下眼瞼後退や外反などの合併症を生じた症例に、全層植皮術による修正手術を行ってきた。採皮部は全例で上眼瞼を用いた。過去4年間で43例の植皮術を行い、全例で下眼瞼外反は改善した。2例で植皮部のごく一部の壊死が認められたが、ほとんど瘢痕を残さずに回復した。色調のマッチングの違和感や周囲皮膚との段差などが数例にみられたがごく軽度であり、患者の満足度は総じて高かった。」

 

 

この医学論文発表後も多くの症例を経験したので、今回の発表では72例(118眼)についての発表でした。より多くの症例を見ていただくことができ、学会に出席した多くの先生方の参考になれば幸いと思いました。

シンポジストとしての大役を果たすことができ、ほっとしています。

 

 

 

下眼瞼しわたるみ取り治療はこちら

https://www.keisei.ne.jp/futae/menomawari.html

 

下眼瞼の他院修正はこちら

https://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/shita.html

 

 

タウン形成外科クリニック

http://www.keisei.ne.jp/

 

 

 

 

 

 

 

目頭切開後に開きすぎた目頭を戻す修正手術(古川法)

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目頭切開の手術後に、開きすぎた目頭を戻す修正手術は、V-Y法を利用した古川法が最良の手術法だと確信して100例以上行ってきました。間違いなく、国内では私が最も症例を多く経験していると自負しております。

私が経験してきた古川法の手術のメリットは以下の点です。

 

①目立つ傷跡を隠すことができる

 たとえば逆Z法では皮弁を入れ替えることで目頭の形を戻すことはできますが、傷跡が位置は変われど表面に出ていることには変わりありません(手術の際に傷跡を切除してしまえば別ですが、皮膚が足りなくなる恐れがあります)。

 

②手術中に鏡で見ながら調整ができる

目頭をどこまで戻すかは正解はなく、患者さん自身の好みによるものです。古川法では手術中に鏡で見ていただきながら、ちょうどいいか、もう少し戻すのか、もしくは戻し過ぎだからまた開く、ということも可能です。

 

最近の症例をご覧に入れます。

 

 

30代の方です。目頭切開が開きすぎていて、極力元の目に戻したいというご希望でした。

食い込み気味の傷跡も気になるというお悩みでした。

 

手術中に何度も鏡で見ていただきながら、どこまで戻すかを決定しました。

 

修正手術前

                  ダウン

 

修正手術後(4か月)

 

拡大した写真もお見せいたします。

 

修正手術前

                  ダウン

 

修正手術後(4か月)

 

目頭切開他院修正手術(古川法)は、日帰り手術で局所麻酔、時間は40~50分ほどです。リスクや合併症は左右差、内出血、瘢痕などです。

治療費用は修正内容により変わりますが、おおよそ400,000円です。

モニタ―(割引があります)ご希望の方はクリニックまでご相談ください。

 

目頭切開の他院修正はこちら

http://www.keisei.ne.jp/futae/shusei/megashira.html

 

タウン形成外科クリニック

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